口を開閉すると関節や筋肉が痛い。
口を開けると関節から音がする。
口が開きにくい。
欠伸をすると顎が外れることがある。
これらの症状は顎関節症と呼ばれる病気で、耳の穴の少し前にある関節とその周囲の筋肉の不具合によるものです。
顎関節症の原因は様々で簡単に治るものから、非常に治りにくいものまで様々です。
以前は咬み合わせが悪いのが原因といわれ、歯科医院ですぐに歯を削る、被せ物をする、などの咬合わせ改善の治療が多くされていました。
その後、就寝中の歯ぎしりや食いしばりが原因と考えられ、就寝時にマウスピースを入れる治療が行われてきました。
最近の研究では、日中、起きている時間に弱く噛みしめる癖が原因という考えに変わってきており、治療も歯を削ったりせずに、日中の癖を取り除くことに変わってきています。
当院では、その様な最新の知識に基づく治療を行っています。
いまだに古い治療を行っているところもあるように聞いていますが、咬み合わせを治す治療はその効果に科学的根拠がなく、他の問題を起こすリスクも高いのでやめたほうが良いでしょう。