歯に穴が開いたり、しみたり、痛かったりする。
虫歯の治療はその深さ・大きさ、その歯に初めてできたものか、何度か虫歯の治療を受けた歯か、冷たいものなどにしみているか、痛みはあるのかなどによって治療法は異なります。
どの歯科医が見ても、同じような診断と治療になるような虫歯もありますが、ごく浅く小さな虫歯では、今削って詰めるか、経過観察するかは歯科医の中でも意見が分かれるところです。
当院ではその様な場合、今後の虫歯の進行の予想と必要な定期検査の間隔をご説明して、患者様に選択していただきます。
また、深く大きな虫歯では、同じ様な虫歯に同じ様な治療を施しても結果が異なる場合がありますので、統計的なデータを開示し、状況をよく説明して、患者様に治療法を決めていただくようにしています。
例えば、“この虫歯は歯の神経を取らなければしみるのが治らず後から痛くなる確率は70%、神経を取らず虫歯になった部分だけ除去して詰めれば1か月以内に凍みるのが収まる確率は30%”のように説明して治療を選択していただきます。